この度は、当オークションを閲覧いただき有難うございます。信州の代表的な焼き物で江戸時代後期の松代焼のこね鉢です。松代焼は、江戸時代中期～後期にかけて信州松代藩で焼かれた焼き物です。その後各地の民窯で焼かれ、最盛期にはおよそ30の窯元が各種の製品を焼き上げました。しかし、明治時代の終わりから大正時代にかけて交通網の発展にともない、全国の焼き物に押されて、昭和初期には窯の火が消えました。しかし、今なおその綺麗な発色と、種類の多様さで絶大な人気を誇っています。このこね鉢は、細かい砂混じりの粘土に透明な藁灰釉薬を掛け、その上に銅釉薬を掛け青緑に発色しています。にゅうが一ヶ所有りますが大変綺麗な焼き物です。裏の高台内には丸二つの窯印があります。松代焼の代表的な窯元[代官町窯]の作品です。状態は良好です。丁寧に梱包して発送致します。サイズは口径22㎝、底径14㎝、高さ14㎝、です。